人は愛のために生きるのだろうか。 それとも自らの生き方を貫くために生きるのだろうか。 その答えを知るために、僕はこの旋律の森へ迷いこんでいく…。 才能に恵まれながらも自分の音楽、そして自分の生き方が見つけられない音大生・三枝歩（窪塚洋介）。 そんな彼を大きく変えたのは韓国人女性ヤン・ソアヤ（ユン・ソンハ）との出会いだった。 日本で再会した二人は、互いに何か引かれあうものを感じるが、それぞれ抱えている悩みのために…。 2人のラブストーリーを軸としながら、日本人であること、韓国人であること、そのどちらでもあることといったことが、人生に立ちはだかる大きな壁として、切実な問題として描かれる。