メル・ブルックスが監督・製作・脚本・出演などを手がけた1981年のコメディ映画『メル・ブルックス/珍説世界史PART I』。米Huluによってこの度ドラマ化される続編『History of the World Part II(原題)』には、コメディで腕に覚えのある面々を中心に豪華キャストが集結している。米Entertainment Weeklyが報じた。元の映画は、世界各地にある通説を面白おかしい視点で描いたコメディ。オムニバス形式で、人類創世から始まり、イエス・キリストやモーゼが登場する旧約聖書、ジュリアス・シーザーのいた古代ローマ時代、ルイ16世の時代に起きたフランス革命までが描かれていた。その映画の最後には『PART II』の予告編が挿入され、アドルフ・ヒトラーらが登場していた。当時は存在しなかった架空の『PART II』が、40年以上の時を経て今回作られた格好だ。御年96歳(!)となったブルックスが引き続き脚本・製作を担当するドラマ版は8話構成で、ピラミッドの建設、アメリカの南北戦争、ロシア革命といった人類の様々な歴史が描かれる。今月初めに公開されたドラマ版の最新予告編では、豪華キャストと彼らが演じる実在の人物や架空の人物の一部が紹介されている。見事な歌声を披露するソ連の政治家スターリン役のジャック・ブラック(『スクール・オブ・ロック』)のほか、聖書のイエス、ユダ、ノア、マグダラのマリア、マルコ・ポーロ、アナスタシア・ロマノフ大公女とラスプーチン、クビライ・カーン、ジークムント・フロイト、グラハム・ベル、エイブラハム・リンカーン、ハリエット・タブマンなどがパロディとして扱われる人物として登場する。